Elenaこの記事は2025年12月13日にElenaが書きました。
検証環境について:
私の使用しているスマホはiPhone 14(iOS最新バージョン)とノートパソコンはマウスコンピューター(Windows)です。その他のデバイスをご利用の方はお手数ですが、適宜読み替えてご活用ください。
【重要】接続前に必ず確認!テザリングは「1日500MB」の制限あり
ビデオ通話などでガッツリPC仕事をするには足りませんが、『緊急時の連絡』や『メールチェック』『チャット』などのバックアップ用としては十分すぎる機能だと思いますので、あくまで『命綱』として考えるのが正解です!」
中国の特殊なネット環境下で、HolaflyなどのeSIMを入れたスマホをルーターにしてパソコンを繋ぐ(テザリングする)場合、日本と同じ感覚でやると失敗します。
原因は、スマホが規制された現地の無料Wi-Fiを優先的に掴んでしまう「Wi-Fi優先の罠」にあります。
この罠を回避し、確実に壁越え回線をパソコンに届けるための完全手順をまとめました。未来の自分のための永久保存版です。
1. 準備(両方の機器)
- スマホ(親機): HolaflyのeSIMで、モバイルデータ通信が正常に繋がっている(ネットが使える)ことを確認します。
- パソコン(子機): Wi-Fi機能をONにします。
2. スマホ側の設定【最重要】
ここが最大のポイントです。現地の規制されたWi-Fiを遮断します。
- Wi-Fiを完全にOFFにする: 設定アプリやコントロールセンターから、Wi-Fiのアイコンが未接続(グレーアウト)状態であることを確認します。
- ※注意:コントロールセンターでのOFFは一時的な場合があるので、不安な場合は「設定」アプリから確実にOFFにしてください。
- ※注意:コントロールセンターでのOFFは一時的な場合があるので、不安な場合は「設定」アプリから確実にOFFにしてください。
- インターネット共有をONにする: 「設定」→「インターネット共有(テザリング)」に進み、「ほかの人の接続を許可」をONにします。
3. パソコン側の接続
- パソコンのWi-Fiネットワーク一覧を開き、自分のスマホの名前(SSID)を探して選択します。
- スマホ側に表示されているパスワードを入力し、「接続」をクリックします。
4. 接続後の確認【ここが運命の分かれ道】
- 接続先を目視確認する: パソコンのWi-Fiアイコンをクリックし、現在の接続先が間違いなく「自分のスマホ」になっていることを必ず確認してください。
- (※勝手にホテルの無料Wi-Fiなどに切り替わっていないか注意!)
どうしてもWi-Fiが安定しない時のUSBを使う【別ルート】
「上記の手順通りにやったのに、なぜか繋がらない…」 「ホテルのWi-Fi電波が強すぎて、どうしても干渉してしまう…」
そんな時のための、Wi-Fiを使わない強力な接続方法を2つ紹介します。特にUSB接続は最も確実な方法なので、ケーブルを持っている方はこちらがおすすめです。
【最強】ルートB:USBテザリング(有線接続)
物理的にケーブルで繋ぐため、Wi-Fiの干渉を100%防げる最も確実な方法です。充電しながら使えるのもメリットです。
必要なもの:
- スマホとパソコンを繋ぐUSBケーブル(iPhoneならLightningまたはUSB-Cケーブル)
手順
- スマホの準備: Wi-FiをOFFにし、「設定」→「インターネット共有」をONにします(Wi-Fi接続と同じ状態)。
- ケーブルで接続: スマホとパソコンをUSBケーブルで物理的に繋ぎます。
- スマホ側の許可: スマホの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら、「信頼」をタップし、パスコードを入力します。
- パソコン側の確認: パソコンが自動的にネットワークを認識します。数秒待って、ネットに繋がれば完了です!
- (※Windowsの場合、初回のみドライバのインストールが自動で始まることがあります。そのままお待ちください。)
【予備】ルートC:Bluetoothテザリング
Wi-FiもUSBケーブルもない時の最終手段です。通信速度は遅めですが、メールチェック程度なら問題なく使えます。
手順(初回のみペアリングが必要です)
- スマホの準備: 「設定」→「Bluetooth」をONにし、その画面を開いたままにします(他の機器から検索できる状態になります)。
- パソコンの操作: パソコンのBluetooth設定画面を開き、「新しいデバイスを追加」します。
- ペアリング: パソコンの画面にあなたのスマホ名(例: ElenaのiPhone)が表示されたらクリックします。スマホとパソコンの両方に同じ6桁の数字が表示されるのを確認し、「ペアリング」をタップ(クリック)します。
- 接続: ペアリングが完了したら、パソコンのBluetoothメニューから自分のスマホを選び、「接続(アクセスポイントとして接続)」などを選択すれば完了です。
【永久保存版】一点の曇りもないレベルの注意点リスト
上記の手順に加え、以下のリスクと対策を理解しておけば完璧です。
絶対に守るべき鉄則と対策
- ①「Wi-Fi優先の罠」を絶対に忘れない スマホは「モバイル通信」と「Wi-Fi」の両方が使える状態だと、基本的にWi-Fiを優先します。スマホのWi-FiがONのままだと、規制されたホテルのWi-Fiを掴んでしまい、パソコンも道連れになります。手順2の「スマホのWi-FiをOFF」は絶対条件です。
- ②パソコンの「自動接続」設定を見直す パソコンがホテルのWi-Fiに勝手に繋がるのを防ぐため、接続設定にある「範囲内に入ったら自動的に接続する」のチェックを外しておくとより安全です。
- ③データ容量と速度制限(Holaflyの仕様)に注意 無制限プランでも、テザリング利用には隠れた上限や速度制限がある場合があります。パソコンでの動画閲覧や大型ファイルのダウンロードは避け、OSのアップデートなども自動で始まらないよう設定を確認しましょう。
- ④どうしてもうまくいかない時の最終手段 上記を完璧にこなしても繋がらない場合は、機器の再起動を。それでもダメなら、Wi-Fi周りのトラブルを物理的に回避できる最強の方法「USBテザリング(有線接続)」に切り替えましょう。(※要ケーブル)



今回、私は焦ってスマホのWi-FiをOFFにするのを忘れてしまい、ホテルのWi-Fiを拾ってしまってテザリングが上手くできませんでした(涙)。
干渉を防ぐためにもWi-Fiは切るべきでした…次回は成功させたいと思います!







