2024年10月3日の出来事をElenaが書きました。
この日の為替レートは7.59円/メキシコペソです。
メキシコはモンテレイ市に来て3日目。
今日は絶対にタコスを食べるんだ!と決めていたので宿泊先の近くのお洒落なメキシコ料理レストランに行ったところ目が飛び出るほどの高額請求をされそうになったお話しです。
モンテレイ到着3日目の夕食をお洒落なメキシコ料理店でいただいた
最初、グーグルマップで宿泊先の周辺のレストランをチェックしていたらJabalinaというレストランが目に留まりました。
評価4.2で★4つなので、この店は美味しいに違いないと思い候補に入れていました。
ふと思い立って宿泊先の管理者にオススメのレストランを紹介してもらおう!とAirbnbのアプリからメッセージを送ってみました。
そしたら正に「Jabalina」を勧めてくれたので、これは行かなきゃ!と即決しました。
惨めなモンテレイ初日にリベンジするために美味しいタコスを食べると決意
どうしても美味しいタコスを食べたかったその理由は、モンテレイ到着日の夜に期待はずれで超ミジメな体験のリベンジをしたかったからです。
メキシコはモンテレイ市に到着した日に期待していたイメージは下記のとおりです・・・
ホテル周辺の賑やかな街並みを散策しながらタコスにしようかな~、ブリトーにしようかな~と迷ったあげく、地元で人気があるレストランに入店し、コロナビールと本場のタコスを堪能して大満足、、、という想像をしていました。
でも現実は全然違いました。
あまりに情けなくてモンテレイのホテルに着いたと同時に日本に帰りたくなったというミジメな体験を記事にしたので、こちらも合わせてご一読いただけると嬉しく思いますm(__)m
レストラン「Jabalina」のビーフとアボカドのタコスは絶品!
何はともあれJabalinaというレストランに行くと、思った以上にお洒落で緊張しました。
注文したのはビーフとワカモレ(アボカドをすりつぶしたソース)が入ったタコス。
モンテレイは牛肉が美味しいとのことなので、値段は少し張りますがビーフを注文しました。
見てください、この美味しそうなタコス!
実際にジューシーな牛肉と新鮮で程よく熟しているアボカドの調和がとれていて、見た目どおりに最高のお味でした。
ビールとおつまみもタコスを引き立ててくれました。
店内はお洒落だし、ウエイターの気配りも行き届いていたので文句のつけようのない体験ができたと思っていました。
この時点までは・・・
決済でクレジットカードもデビットカードもなぜか使えない!
ところが、支払い時に問題が起こりました。
食事代が353ペソだったので、チップを10%を上乗せして388ペソ(約3,000円)を支払おうとしました。
ウエイターがクレジット端末機を持ってきたので、セゾンカードでタッチ決済をしたところエラーが起こりました。
「つい先ほどまで使えていたのにどうしたんだろう?」とタッチ決済ではなく挿入して暗証番号を入力する方法を試してみたのですが、これもエラーになります。利用限度額を超えている訳でもないのにどうして?
「おかしいなぁ」と思いつつソニー銀行のデビットカードでも試してみたのですが、何回やっても「Declined」と英語表記が出て承認されないのです。
3,000円くらい余裕で支払える金額が入っているのに何故??意味が分かりませんでした。
手持ちの現金が無かったのでパスポートを預けて近くのATMに行く
とうとう店長が出てきてウエイターに代わって対応をしてくれました。
でも、結局は同じエラーが起こるので「現金で支払ってもらえないか?」と言われましたが運悪く手持ちの現金がありません。仕方がないのでATMでのキャッシングに一縷の望みを託すことに。
店長から「パスポートを預かっておくから近くのATMに行ってきてください。」と言われたのですが、パスポートを人質に取られるのは少し怖い。
「代わりに日本の運転免許証でもいいですか?」と聞いたら「いや、パスポートでお願いします。」と。
「Jabalina」は評判の良いレストランのようですが、命の次に大切なパスポートを預けるのは相当心配だったので念のため、店長の写真を撮らせてもらいました。
「私の全身を写真に撮ってもらってもいいですよ」と言ってくれたのですが、まぁそこまでしなくてもいいかなと思い名札だけを撮影。
ATMでキャッシングができたので現金払いで事なきを得た
Google Mapで探すと、最寄りのセブンイレブンに設置されているHSBCのATMが有りました。
祈るような気持ちでキャッシング操作をすると、現金2,000ペソが出てきました!
この時の安堵感は言葉では表現できません。
Jabalinaに戻って現金で支払いを済ませ、パスポートを返してもらい事なきを得ました。
参考まで、ATMで印字された明細内容を以下に記載します。(MXNはメキシコペソの通貨コード)
2,000.00 MXN: AMOUNT
64.00 MXN: SURCHARGE FEE
10.00 MXN: TAX FEE
2,074.24 MXN: TOTAL AMOUNT
1 JPY=0.118099: EXHANGE RATE
17,563JPY: AMOUNT CHARGED
メキシコではATM手数料だけでなくTAX(税金)がかかるんですね💦しかも、一般レートは0.1317なのでHSBCのレート0.118099はかなり悪い。
2,000ペソ(15,183円)に対して、手数料と税金の合計が74.24ペソ(563.58円)もかかっています。
Jabalinaで使えなかったのにその直後に他の店でクレジットカードが使えた
現金払いができたので問題は解決したのですが、クレジットカードもデビットカードも使えなかった原因はわからないままです。
釈然としない気持ちで帰路につきましたが、ふと思い立って他の店(コンビニ)で同じクレジットカードが使えるかどうか試してみることにしました。
すると、問題なく使えるではないですか!!
こうなるとますますJabalinaで使えなかった理由が知りたくなりました。
だって原因不明のままでは気持ち悪いですよね?
利用限度額をはるかに超えた3,880万円が請求された為カードが自動停止された
宿泊先に戻り寝る準備をしていたのですが、どうしても今日の出来事が気になったので思い立ってクレディセゾンに電話をすることにしました。
スカイプを使えば海外から日本の固定電話に電話をかけて通話することができ、1分数円という安さです。
というわけで、クレディセゾンに電話をしてJabalinaで決済ができなかった原因を調べてもらいました。
結論からいうと、利用限度額を超えているデータが上がってきたから自動的にカードが利用停止になったとのことでした。
オペレーターが言いにくそうにしているので、金額を確認してみたらなんと
3,880万円!
その金額を聞いたとき、意味が分からなかったのでもう一度聞き直しました。
「はい、3,880万円です」とオペレーターが繰り返します。
どうしてそんな金額をクレジット端末機に入力したのかは分かりません。
ウエイターと店長と私で一緒に388ペソと入力をしたのを確認したのですから・・・と考えた時にもしかすると通貨を間違えた上にゼロの数を間違えたのか?と思いました。
例えば米ドルでUS$388,000と入力したとしても、5,800万円になるので計算が合いません。
カード払いするときは事前に入力金額を確認してから決済をしてもらうに限る
今回は利用限度額を遥かに超えた異常な金額だったから決済エラーになりましたが、もしこれが利用限度額の範囲内だったならば違う金額を入力されてもされても気づかないかもしれません。
クレジットカードやデビットカードで支払うときには入力時の数字と通貨と、レシートに印字された通貨と数字を確認することがとても大事だなと思いました。
それと、できれば数日ごとにレシートとカードの明細を照合し、おかしい金額を請求されていないかチェックすることも大切です。
殆どのカード会社では「不正利用の補償期間は60日以内に限る」と規定されているので、何かあったときはなるべき早めに連絡するのが大事ですね!
今回は全く被害が無いので不正利用とは言えないかもしれませんが、釈然としません。
セゾンカードの年利は18%なので借りたお金は即行返した方が良い
クレジットカードでキャッシングをする際に早めに返金すれば、利息が少なくて済みます。
例えば、今回私は合計2,074.24ペソのキャッシングをして、HSBCの不利なレートで計算された為かなり痛手を負いましたが、その上にセゾンカードの利息を払わなければならないのです!
実際に返金した金額は17,187円だったので、以下のような計算となります。
クレディセゾンの支払った金額の内訳を参考まで明記します。
16,934円:HSBCキャッシング利用金額
33円:クレディセゾン4日分の利息
220円:提携ATM手数料
17,187円:上記の合計金額
※クレディセゾン4日分の利息は、16,934 x 18% ÷ 365日 x 4日(小数点以下切り捨て)という計算になります。
こう考えると、HSBCでATM手数料64ペソ(約485円)とTAX10ペソ(約76円)とクレディセゾンでATM手数料220円と利息(33円)を取られるので合計814円もの余計な金額を支払っていることになります。
クレディセゾンに対する利息33円は、当日に返金することにより1日分の8円で済みますが、その他の費用も極力削減したいものです。
ソニー銀行のデビットカードでキャッシングをした方がお得かどうか、今度計算をしてみようと思います。
海外でカード利用するときの注意点のまとめ
今まで国内・海外問わずカード利用をするときは十分に注意をしてきたつもりですが、今回の経験をもとに更に気を引き締めようと思います。
- 会計係が端末機に入力をしているときに通貨と金額をしっかり確認をする(見えない時は声をかけて見せてもらう)
- 必ずレシートをもらって通貨と金額を確認する(間違いがあればその場で訂正をしてもらう)
- 上記の確認をせずに後で気づいた場合は直ぐにカード会社に報告(60日以内の報告で補償される)
- 60日以内の報告で補償されるとはいえ、証拠が必要になるので、レシートは必ずもらうようにする。
- キャッシングした時は当日に返金する。
- どのカードでキャッシングするのがお得か検討の上、余分な手数料を払わなくて済むカードを使う。
- カードが使えない時のことを考えて現金はある程度持っておく。
上記の点に気を付けて読者の皆様も海外旅行を楽しんでくださいね!
因みにこんなことが有ったのですが、それでも「Jabalina」はおススメです。つまり、それほど美味しかったということです!!