この記事は私(Elena)が書きました。
【あらすじ】
フランスに5週間滞在中、異なる種類のeSIM(Bouygues→Airalo)の切り替えに失敗し、最後の5日間ネット接続ができないまま悔しい気持で日本に帰国したお話しです。
記事の最後に解決方法を書いていますので、ぜひ最後までお読みくださいね😊
有効期間30日が過ぎた時、BouyguesのeSIMが使えなくなりあたふたした
2023年4月25日に有効期間が30日のBouyguesのeSIMを購入しました。
有効期間が過ぎたら使えないなんて当たり前で、5月25日にはきっちりと使えなくなりました。でも、30日前のことなど忘却の彼方です。
突然eSIMが使えなくなったけど、どうして!?
などと取り乱すことのないようにグーグルカレンダーに有効期限が切れる日をメモしておくことをオススメします(笑)
BouyguesのeSIMは、シャルルドゴール空港のeSIM販売店で担当者にインストールしてもらったので、とても助かりました。その時の記事も合わせて読んでいただけると、状況が更に詳しくお分かりいただけると思います😊
Bouyguesの「30日で30GB」からAiraloの「7日で1GB」に切替た
BouyguesのeSIMが使えなくなったので、フランスから出国するまでの5日間(2023年5月25日から2023年5月30日)だけ使えるeSIMが必要になりました。
既に使い慣れたBouyguesのeSIMを継続的に使いたかったので、プランを調べてみたところ、「30日で30GB」と「15日で15GB」という2種類しかないことがわかりました。日数も容量も無駄に多すぎですよね?
一方、AiraloのeSIMのプランは6種類あり、その中でも「7日で1GB」という私の状況に最適なプランがありました。
Airaloの「7日で1GB」のプランは料金は4.5ドルとお手頃価格
ということで、このプランを購入することにしました。詳しくはAiralo公式サイトでご覧くださいね。
既にAiraloを使っている母の紹介コードを使って購入すると初回のみ紹介料3ドルがキャッシュバックされました。
つまり、4.5ドルのプランを実質1.5ドルで購入したワケです。
YOKO0285
※YOKOはアルファベット、0285は数字です。
Airaloの「7日で1GBプラン」をインストールしたのにネットに繋がらない!
1ヶ月前に、私が友人と母のiPhoneにAiraloのeSIMをインストールしたときはスムーズにネット接続ができました。その経験があるので、自分のiPhoneにも自信満々で操作しましたが、どういうわけかネット接続ができません。
eSIMは有効になっているのにネット接続はできない、という不可解な状況に頭を抱えました。
eSIMによるネット接続ができないので宿泊先のWi-Fiを使ってネット接続し、Airaloの公式サイトを隅から隅まで読みました。結論として私の操作は正しいことがわかりましたが、問題の解決方法が記載されていないのです。
同じような問題を解決した人がいればいいな、と期待してググりまくりましたが有効な情報は見つかりませんでした。最終的にAiraloのアプリからAiraloオペレーターに問い合わせをしました。
解決できなければ残りの5日間は外出先でネットが
使えないから必死です!
Airaloのオペレーターに質問をしても解決しなかった
Airaloのお問合せフォームの注意事項を読むと「日本語での対応を希望する場合は回答に時間がかかる」と記載がありました。悠長に待っていられない状況だったので、英語で問い合わせてみました。
すると、本当にすぐに返事がきました✨
オペレーターが問題を把握するために、私が行った操作の手順を説明してほしい、と文字でのやりとりが始まりました。あれこれとアドバイスをもらいましたが、それでも解決できませんでした。
このままでは埒が明かないので、新たに購入すると使えるかも・・・という淡い期待の元に1度「7日で1GBプラン」を購入してみました。
2回目以降の購入は紹介コードは使えないので、正規の値段(4.5ドル)となります。
結果、期待は裏切られ、1回目と同じ問題が発生して状況は変わず、使えないeSIMが2つもインストールされている状況となってしまいました。
「2回目購入したeSIMもネットに繋がらない」と、Airaloのオペレーターに問い合わせましたが、1回目と同じオペレーターが対応してくれるわけではありません。また最初から同じことを文字入力で説明しなくてはならず、疲れ果ててしまいました。
マジでもう疲れた
eSIMは有効化されているのにネットに繋がらない問題を解決するために奔走
Airaloの「7日で1GBプラン」をもう1回購入したので、最初の分と合わせて6ドルも支払っていますがまだ使えません!
本来なら4.5ドルx2回=9ドルのところ、母の紹介コードを使って購入したので初回購入分は3ドルOFFになりました。つまり、1回目は1.5ドルで2回目は4.5ドル、合計6ドルとなります。
紹介コード【YOKO0285】を使うと3ドルキャッシュバックされますよ!
YOKOはアルファベット、0285は数字です。
こんな不毛なことをして1日を消費してしまい、フランス滞在日数があと4日しかなくなりました。
「ネット接続できないなら仕方ない」と諦めればいいのに、解決しないと悔しいし払ったお金が勿体ないという気持ちで、どうしても解決したいという気持ちがありました。
それに、日本に帰国してからではこの謎が解明できないと思ったので、フランス滞在中に何が何でも原因を突き止めたかったのです、他社のeSIMを片っ端から試してみようと悪あがきをしました。
Bouyguesの店舗でiPhoneの操作サポートを断られる
Airaloはネット限定のeSIMプロバイダーなので実店舗がありません。
つまり対面でのサービスは受けられないということです。今回、問題を解決するためにAiraloのオペレーターと散々筆談したけれど、残念ながら解決には至りませんでした。
なので、Airaloは諦めて実店舗を構えているeSIMのプロバイダーを探そうと思いつきました。
その時点で「Bouygues」と「Orange」は実店舗が有ると知っていました。空港のみならず、街中でもよく見かけたからです。このようなeSIMの店舗に出向き、担当者に対面で問題を伝え、私のiPhoneを操作してもらえれば解決するかもしれない!と思ったワケです。
ということで、先ずは「Bouygues」の店舗に行ってみました。「Bouygues」は使い慣れているので安心感があったからです。嬉しいことに宿泊先から徒歩圏内に「Bouygues」の店舗が有ったので、喜び勇んでお店に入り状況を説明しました。
実店舗に行けば、シャルルドゴール空港のBouygues窓口の担当者が手取り足取り私のiPhoneにeSIMをインストールしてくれたように、満点のサービスを受けられるのでは?と期待していました。
が、店員さんからは「対応できない」と、そっけなく断られ、私の希望は打ち砕かれてしまいました。
フランスに限らず海外では日本のような親切丁寧な(時に過剰な)サービスを期待してはいけません。満足のいく対応をしてもらえたら、宝くじに当たったくらい幸運だと思った方が良いのだ、という現実を再認識させられました。
シャルルドゴール空港のBouygues担当のお姉さんは優しかったなぁ
もしお店の店員さんが問題解決をしてくれるならは、少々高くてもBouyguesのeSIMを購入してもいいかなって思ってたのに、残念!
こんな感じでBouyguesはあっけなくリストから外れたので、別の大手SIMプロバイダーである「Orange」の店舗を探しました。
Orangeの店舗ではサポートをしてくれるはずがeSIMの専用カードを入手できず断念
「Orange」の店舗は宿泊先からメトロで4駅先の「République駅」が一番近かったので、頑張って出向きました。
République駅を出ると広場があり、その中央にフランス共和国を象徴する女性像マリアンヌ(Marianne)像がそびえ立っていました。
小学6年生の頃、République駅で乗り換えて日本人学校に
通っていたけど駅の外に出たのは初めてかも!
駅前といっても、かなり大きい広場の周りを取り囲むようにお店があるので簡単には探せません。暑かったし、人通りも多く、汗だくになりながらGoogle Mapを頼りに歩くと、目の前に「Orange」の看板を発見!
喜び勇んで店舗の前まで行くとなんと祝日で閉店!
「もう諦めれば?」と心の声がしましたが、どうしても諦めきれません。
「翌日は営業日」と書いてあったので、頑張って次の日も「Orange」の店舗に出向きました。今度こそ問題解決してもらえるにちがいない、と期待しながら恐る恐るアフリカ系の担当者に声を掛けると思いがけず優しい対応をしてくれました。
担当者のオジサンありがとう✨
と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
担当者は「OrangeのeSIM専用カードを購入すれば私がインストールしてあげるよ」と言ってくれたので「どこでeSIM専用カード」を購入するのかと聞くと、店舗の目の前にある「キヨスク(小さい売店)で」とのこと。
実はeSIMをインストールする方法は以下の2種類があります。
- オンラインから直接インストールする方法
- eSIM専用のカードを購入して、そのカードに記載してあるQRコードを読み込んでインストールする方法
そういえばシャルルドゴール空港でも②の方法で
インストールしてもらったなぁ。
「じゃぁeSIM専用カードを買ってくるね」と言って目の前のキヨスクへ行ったはいいけれど、売店のオジサンは「売っていない」と言うではありませんか! もう本当にどうすればいいのか、途方にくれました。
暑いし、疲れたし「Orange」の店に戻って、いきさつを説明するのは面倒くさかったので、諦めることにしました。
メトロに乗って宿泊先の最寄り駅で降りて、失意に打ちひしがれてトボトボ歩いてアパートに戻っている時にふと顔を上げると「eSIM販売」という看板を掲げた小さいお店が沢山あることに気付きました。
Lycamobileの販売店で担当者に操作してもらっても結局ネット接続できなかった
BouyguesもOrangeもダメだったので、「この際どこのeSIMでもいいや」と投げやりな気持ちで「eSIM販売」と書いてあるお店に飛び込みました。
アラブ系の販売員のお兄さんに状況説明をし、「サポートしてもらえますか?」と、聞いてみたところ快諾してくれました。
そのお店では「Lycamobile」というeSIMを取り扱っているとのことで、勿体ないですが購入しないと使えません。今度こそ使えるようになるなら、と祈るような気持ちで10ユーロ(約1500円)を支払いました。
LycamobileにもeSIM専用カードがあります。このカードの裏面にある番号を入力するとeSIMが使えるようになるはずでした・・・
今回はeSIMではなく「物理SIM」だったので、ソフトバンクのSIMカードを抜いてLycamobileのSIMカード(5ユーロ 約750円)を挿入してもらいました。
物理SIMのデメリットはSIMカードが小さいので失くす可能性があることです。
スマホのSIMカードを失くしたら再発行手数料がかかったり面倒な手続きが必要となります。このようなトラブルを防ぐために、私は小さいビニール袋にSIMカードを入れてお財布の中に入れました。
今回は、お店の担当者がインストールの操作を目の前でやってくれるわけですから、今度こそネット接続ができるんだ!と大いに期待しました。
「が!」
またもや同じ現象が・・・
担当のお兄さんは「おかしいなぁ、eSIMは有効化されているのにネットに接続ができない」と、色々試してくれましたが、結果的にネット接続はできませんでした。手慣れたプロでもできないならば、これはスマホ側の問題なんだろうな、と納得することができました。
Airaloの6ドルとLycamobile専用カードに10ユーロとSIMカードに5ユーロ。円換算で合計約3,000円の損失は悔しいですが「自分ができる範囲のことは全てやった」という満足感は得られました。
その後2023年5月30日にフランスを出国するまで私のiPhoneだけがネット接続できなかったので、3人で外出するときは、友人か母のネット回線をテザリングさせてもらい急場を凌ぎました。
友人と母にインストールしたeSIMは、2回ともAiraloだったからスムーズにできたけど、私の場合は1回目がBouyguesで2回目がAiraloというように、異なるeSIMプロバイダーだったからスマホ側で何かが通信の邪魔をしているのだろう、と仮説を立てました。
羽田空港でソフトバンクの回線を使ってもネット接続ができない現象が起こった
フランス滞在の最後の最後でこのような問題に振り回されてしまいましたが、羽田到着してレストランで夕飯を食べている時にあることに気付きました。
私のiPhoneにはLycamobileの物理SIMが入ったままだったので、日本国内でネット接続するためにソフトバンクの物理SIMと入れ替えました。
ところが、フランスでネット接続ができなかった時と同じ現象が起きたのです!!
つまり、ソフトバンクの電波は受信できているのに、ネット接続ができないのです。今までの現象を総合すると、今回の問題はiPhone本体の問題ではないか?という絞り込みができました。
そこで、自宅に戻った翌日にいつもお世話になっているソフトバンクの担当者に電話を入れてみました。
事情を説明したところ、ある操作をするようにアドバイスをいただきました。そして、その通りに操作すると、なんとネットに繋がったのです!フランスで何をやっても解決できなかったことが解決できて本当に嬉しかったです!
ソフトバンク担当者のお兄さん、本当にありがとう!!
「ネット繋がらない問題」をソフトバンクの担当者が一瞬で解決してくれた
ソフトバンクの担当者から教えて操作手順は以下とおりです。因みに私の機種は「iPhone 12 mini」です。これで、通信障害が取り除かれてめでたくネット接続されました。
①設定
②一般
③転送またはiPhoneをリセット
④リセット
⑤ネットワーク設定をリセット
随分前から「海外からソフトバンクへの通話は無料でできる」と知っていたのに、そこに考えが至らず、今さらですがフランスからソフトバンクに電話すれば最後の5日間が快適に過ごせたのに。。。と、悔しい気持でいっぱいです。
ソフトバンクユーザーの方は、ぜひ以下の電話番号をスマホに登録しておいてくださいね!
+81-92-687-0025
この電話番号はソフトバンクの公式HPに記載されていますが、パニックになったときに私のように知っていても思いつかないこともあります。ソフトバンクを海外で使う方はこの番号をスマホ登録すると同時に、メモ用紙に書いてお財布の目につく場所に入れておくと良いと思います。
教訓:異なるSIMを入れ替える時は「ネットワーク設定をリセット」をする
「ネットワーク設定をリセット」という操作を知っていたら、フランス滞在中にBuouyguesからAiraloなど、どのような種類のSIMを入れ替えても正常にネットに繋ぐことができたと思います。
今となってはフランスに戻って検証することはできませんが、以下の操作をすれば解決できたであろうと信じています。当時、どんなに検索してもこの情報は見つからなかったし、Airaloの担当者も教えてくれなかったので、本当に泣きたい気持ちでした。
①設定
②一般
③転送またはiPhoneをリセット
④リセット
⑤ネットワーク設定をリセット
そんな窮状に立たされている人の為に、少しでもお役に立てるのではないかと思いこの記事を書きました。問題が解決したことを心よりお祈り申し上げます!
ネット繋がらないのはiPhone本体の問題であり「Airalo」の問題ではなかった!
色々と大変でしたが、今回の問題はiPhone側の問題だったことがわかりました。eSIMは正しくインストールすれば必ず使えます。ということで、これから海外でeSIMをイントールしたい方のためにAiraloをおすすめします!
Airaloは現地の電話番号付与はありませんが、LINEやWhatsappで通話すれば電話番号が無くても十分使えます。Bouyguesでは繋がらなかったフランスの田舎でも繋がったし、プランが6種類もあるので旅行期間に応じて使い分けられるのがメリット。シンプルで、コストパフォーマンスも良いと思います。
因みに、Bouyguesはパリ近郊では抜群な安定性を発揮しましたが、キャンペールという街で電波が入りづらかったことをお伝えしておきます。
Bouyguesのメリットはフランスの電話番号を付与してもらえる点です。LINEやWhatsappを使っていない相手に電話をする際に、この電話番号に大いに助けられたので一押しポイントです^^
現地でeSIMを使いこなして快適な旅をお楽しみください!
Bon voyage
シャルルドゴール空港でBouyguesのeSIMを購入し、窓口の優しいお姉さんにインストールして貰った記事も人気です!