この記事はElenaが2024年8月15日に書きました。
実際に旅をするのも楽しいのですが、旅を計画するための準備も結構ワクワクするものです。
1年ほど前からモントリオール在住の友人カップルが「遊びにくれば?」と言ってくれていたのですが、先ずはイギリスに行きたかったので、カナダはまだまだ先になるだろうなぁとぼんやりと思っていました。
そんな中、フィリピンから帰国すると自宅上階から予期せぬ漏水でとてもじゃないけど海外旅行など行ける状況ではなくなり、仮住まいや、火災保険の申請、最終的に引っ越しに追われるという、最悪な日々を過ごしていました。
ところが漏水問題の渦中に居たとき、たまたまその友人達と話す機会があり「本当に1か月くらいウチで逗留していいよ」と背中を押してくれたことがきっかけで実際にカナダに行くことになりました。
当初カナダに行く自分が想像できなかったのですが、モントリオール行きの航空券予約をきっかけにどんどん行き先が展開して撃沈していたメンタルが徐々に浮上してきました。
そして、ようやくブログ記事が書けるほどに気力が戻ったので今までの経緯を記録することにしました。
ひょんなことでモントリオール(カナダ)に行くことに
以前から「モントリオールの自宅で1か月くらい泊まっていいよ」と友人達が言ってくれていたのですが、こんなに早く実現するとは思っていませんでした。
どうしてかというと「2024年の夏はイギリスだ!」と決めていたからです。
数年前にNetflixの「ヴァイキング 〜海の覇者たち〜」を観て以来、どうしても「ホーリー島 (The Holy Island of Lindisfarne)」に行きたくて下調べをしているうちに、Yorkの「ヴァイキング博物館」にも行きたくなり、「こうなったらヴァイキングの軌跡を辿る旅をしよう!」と夢が膨らんでいました。
かつてイギリスで2年ほど働いていたのですが、仕事のプレッシャーが大きくてあまり旅行をしなかったことが悔やまれて、いつかイギリスをじっくりと巡りたいと思っていました。
それなのに、何年もかけて暖めてきたイギリスの旅が漏水でダメになり、かなり凹んでいたところに友人達が声を掛けてくれたので「じゃぁ、モントリオールに遊びに行こうかな」という方向になったというわけです。
夏のモントリオールは経由便はおろか直行便など高額過ぎて買えない!
モントリオールには今まで2回いったことがあります。
1回目は移住の下見、2回目は出張で、今回は3回目になりますが初めて純粋な遊びで行くのでとても楽しみです。
友人達曰く8月は特に街中でイベントをやっているので楽しいよ!とJazz フェスティバルなどを紹介してくれたのですが、人気が高い夏のモントリオール直行便はとてもじゃないけど私には高嶺の花でした。
経由便なら少しは安いかなと調べてみたのですが、直行便の倍以上の時間がかかる上にそれほど安くもないので、せっかく招待してくれた友人達には悪いけど諦めようかなとさえ思っていました。
(因みに移住の下見に行ったのは数年前の4月で、まだ雪が残っていて凍え死ぬほど底冷えがする気候に尻尾を巻き、移住はあっさりと諦めました。)
諦めかけたけていたモントリオール直行便:UAマイルで予約することができた!
航空運賃高すぎてモントリオールに行ける気がしない・・・
どうしよう(@_@。と悩んでいたところ、ユナイテッド航空のマイレージが58,000マイルあることを思い出し、モントリオール行き航空便の必要マイル数を調べてみると8月中は10万マイル必要でマイルを使った旅も諦めかけていました。
9月は少し少ないけれどそれでも9万マイルという手が届かないマイル数なので「今年はモントリオールに行けない」と友人に断りの連絡をしようかどうしようかと迷っている中、数日後にユナイテッド航空の特典予約ページを再度確認して驚きました。
なんと9月6日のみ55,000マイルでサンフランシスコ経由でモントリオールに行ける便を発見したのです!その時保有していた58,000マイル以下で購入できるなんて夢のようでした。
ですが、翌日再度ユナイテッド航空の特典予約ページを見ると9月4日に成田→モントリオール直行便が60,500マイルと表示されているではないですか!
さっそく不足分のマイルを追加購入(ちょうどセール中でお得にゲット!)して9月6日の経由便を9月4日の直行便に変更しました。
ユナイテッド航空のマイルは追加購入もできるし、手数料なしで予約を変更・キャンセルできるので、本当に使い勝手が良くて重宝しています。
モントリオールの次はトロントに行くことに!
モントリオールの友人達は9月20日の便で日本に遊びに来るので、私もそれに合わせて日本に戻ろうと最初は考えていましたが、せっかくアメリカ大陸に居るので以前から行きたかったメキシコに寄ることにしました。
いつメキシコに行くか、帰りの便を何時にするか、まだ何も決めていなかったので9月20日以降の計画をぼんやりと考えているとトロント在住の友人から連絡が入りました。
ここ数年、殆どやり取りしていなかったので連絡を貰って本当に驚きました。
この友人は、20年前に神奈川県のシェアハウスに住んでいた時のシェアメイトですが、週3回もカラオケ歌いに行くほど仲良くなったインド系カナダ人です。
今では立派な弁護士になりトロントで一軒家を持ち、奥さんとお子さん2人と暮らしているそうで、客人用の部屋があるから泊まりにくればいいよと言ってくれました。
トロントに行くことは全く想像もしていなかったので、正直驚きましたが懐かしい友人に会いたいので「OK、行くよ!」と二つ返事で決めました。
車でトロントの観光案内をしてくれるというのでテンション上がってきました!
トロントの次は中国人の友人が居るニューヨークに!
トロントの次は何処に行こうかと考えていたところ、アメリカ東海岸の何処かに友人(中国人とアメリカ人のカップル)が居ることを思い出して連絡を取ってみました。
数年前は割と田舎の方に住んでいて大きな家なので客人用の部屋があるから長期間滞在してもいいよ!と言ってくれたいたので、確かコネティカット辺りだったかな?・・・と曖昧な記憶しかないのですが、どうやらその後マイアミに1年半住み、最近ニューヨークに引っ越したというのです。
ニューヨークは物価が高いからワンベッドルームマンションだけど快適なソファベッドがあるから2~3日なら泊まっていいよ!と言ってくれたので、「ありがとう!」と、全く想定外のニューヨークに行くことになりました。
中国人の友人は私が中国(蘇州)で働いていた時に出逢い、世界中の駐在員が集まるROCK BARで歌ったり踊ったりしていた仲間です。
アメリカ人の友人は中国人の友人のパートナーですが、数年前、上海に遊びに行った時に2人の住むマンションに泊めてもらったりしてお世話になりました。
彼らが日本に来た時には鹿児島市で落ち合い、桜島に船で渡り、レンタカーで島を巡った楽しい思い出がありますが、それ以降なかなか会う機会が無く連絡も途絶えていました。
だから今回ニューヨークで再会できるなんて夢のようです!
中国人の友人のパートナーの実家(コネティカット)にも一緒に遊びに行くことになり更に楽しみが増えました♪
セルビア人の友人がニューヨークに来るのでN.Y.滞在を延長することに
今回計画倒れになったイギリスの旅をする際にセルビア人の友人を訪ねてオーストリアにも遊びに行くつもりにしていたのですが、漏水問題で体力的・精神的に行けなくなってしまい残念に思っていました。
ところが、最近その友人とオンラインで話しをしたところ、10月いっぱいニューヨークで過ごす計画をしていると聞いて驚きました。
彼氏(アメリカ人)の伯父様がマンハッタンに住んでいるそうで、そこで滞在するとのことです。
2人ともIT関連の仕事をしているのでリモートで働くことができるそうで2週間はホリデー、2週間はリモートワークとのことで素晴らしいですね^^
ホリデー中にフロリダにも遊びに行くらしいので、私も一緒に行けたらいいなと密かに思っています。行ったことが無い場所に行くのはとにかくワクワクします!
テネシー州に居るかつてお世話になった英語の先生に会いに行こうかな
せっかくアメリカに行くならアメリカに居る他の友人に会いにいくのもいいのかなと考え始めました。
以前、香川県は高松市で英語を教えてもらっていたアメリカ人の先生が実家のあるテネシー州に帰国しているので、会いに行こうかな。
ですがニューヨークで友人と別れた後は1人旅になるので、以下のような情報を知ると、特に銃規制が緩い州はかなり怖いです。
テネシー州の銃規制はアメリカでも特に緩やかなもので、2021年には21歳以上の住民は許可なしで拳銃を、公然ともしくは見えないように携行することが認められた。州内では、この規制年齢を18歳に引き下げようとする動きがある。(https://www.bbc.com/japanese/65210180 からの引用)
テキサス州に留学している親戚に会いにいくことも検討中
8月12日からテキサス州の大学に留学している親戚に会いに行こうかどうか考えているのですが、テキサス州も銃撃事件発生件数が2位とのことなので、やはり1人旅は怖いですね。
テキサス州では2021年、銃規制が緩和され、身元調査、ライセンス、射撃技能試験、安全に関するトレーニングなしで、公共の場で拳銃を携帯することができるようになった。米国疫病予防管理センター(CDC)によると、テキサス州の銃器による死亡率は、2020年の14.2から、2021年には15.6に増加した。
(https://forbesjapan.com/articles/detail/63006 からの引用)
とはいえ、私は米国の銃乱射事件の発生件数が1位のカリフォルニア州はロサンゼルスで数年働いたことがありますが、怖い思いをしたことは一度もありません。
カリフォルニア州のサンディエゴやサンタバーバラにも行ったことがありますが全く問題はありませんでした。いずれも友人と一緒だったので安心感がありましたが、1人旅となると緊張します。
親戚がアメリカで英語習得を頑張っている姿も見てみたいし、テキサス州に行ったことがないので行ってみたいので情報収集をして熟考してから決めようと思います。
メキシコはアメリカよりももっと怖いけれど意を決して行ってみようと思う
メキシコは「銃による殺人」「ドラッグ売買」「人身売買」「臓器売買」というアメリカよりも更に凶悪犯罪が横行しているイメージがあります。
ですがメキシコは私の故郷なので、死ぬまでに一度は行ってみたいのです。
2002年にロサンゼルスで働いていた時に、メキシコに旅行しようとしたらアメリカ人の友人が「女性のメキシコ1人旅は危険すぎるから行かない方がいい」というので結局行きませんでした。
今でも行くかどうか迷っていますが、日系企業も多く進出し、実際に多くの日本人が現地で働いているわけですから、徹底的に危険を回避すれば生きて日本に戻ってこれると思っています。
今まで様々な恐怖を乗り越えられたのだからメキシコにも行けるはず!
田舎出身の私は、大阪や東京という大都会を恐れていましたが実際に住んで働いてみて恐怖を克服しました。
1996年に中国から東南アジアを抜けてインドに旅した時も行く前まで恐怖しかありませんでしたが、清水の舞台から飛び降りる思いで行って良かったと思います。
タイでパスポートを盗られたり、カンボジアで現金600ドルを盗まれたりしましたが、いずれも100%私に落ち度があるので文句は言えません。それ以外は気を付けて旅をしていたので問題はありませんでした。
その後、アメリカ・中国・イギリスで働いた経験も積み、外国に住んだり英語を使って仕事をすることに対する恐怖心も殆ど無くなりました。
自分の住んでいる地域は本当に安全で感謝しかないのですが、メンタルが凹んでも体力が消耗しても財政難になっても外国への好奇心は尽きず、ついつい心の赴くまま動いてしまいます。
こんな自分は「ア&ホ」なのかと思いますが、アホはアホなりに頑張りたいと思います。