2024年5月4日の実体験をElenaが記事にしました。
台湾ドルの表記はNT$、JPY4.8/NT$で円換算しています。
今回の旅は2泊3日しかないので宿泊先の近所でB級グルメの食べ歩きとマッサージだけ、というのが当初の予定でした。
ですが、「せっかく台北に居るのなら故宮博物館は必見だ!」と母から強く勧められたので「そこまで言うならとりあえず行っておくかな・・・面倒だけど。」というくらいの気持ちで行ってきました。
結果的に「行って良かった」!そして、台北に行く旅行者には絶賛おススメです。 街角で焼き小籠包を食べ歩きしたり、夜にマッサージに繰り出したりした体験も含めて台湾2日目の行動を記事にしてみました。
台湾1日目の記事も合わせてお読みください😊
台湾B級グルメ「胡椒餅」を食べ歩きしてみた(味はまぁまぁ)
故宮博物館に向かう道中、「胡椒餅」の文字と店舗が目に飛び込んできました。
朝食を食べていなかったので、昼食も兼ねたブランチ替わりに1個食べてみようとお店に近づくと、私が待ち望んでいた「これぞ台湾!」という光景が・・・!
丸くこねて置いてある胡椒餅の生地に触ってみたい衝動を押さえながら動画を撮影させてもらいました。
店先に置かれた窯の中では炭火焼で胡椒餅が焼き上げられていき、その香ばしい香りにそそられます。
窯で焼いたサクサクの生地の中に大きめに挽いた豚肉と長めに切ったネギがギュゥギュゥに詰め込まれている肉まんですね。
肉汁たっぷりなので食べ歩きには少し不便です。
味はまぁまぁ美味しかったです。
まぁまぁの理由は豚の挽肉が少し固かったからです。筋が多いんですかね?味そのものは美味しいのでちょっと残念でした。
今回の旅の目標は「台湾のB級グルメ食べ歩き」なので2日目も目標達成!
胡椒餅は割と大きめなので朝昼兼用のブランチとして十分。さぁ、今から故宮博物館に向かいます。
台北駅から故宮博物館への行き方
私は故宮博物館へ行く時に、MRTの台北駅で、「淡水信義線」に乗り 「士林駅」で下車、そして公共バスに乗り換えるというルートを採用したのですが、台北駅で「淡水信義線」を探すのに一苦労しました。公共バスでも運賃を間違えて高く支払ってしまったので、この項目ではその辺のことを詳しく書きます。
「台北車站(台北駅)」は広いので「淡水信義線」の台北駅までの道のりは長い!
台北駅(台北車站)は台北の主要駅です。
台湾鉄道(国鉄)と台湾高速鉄道(新幹線)、さらに台北MRT(地下鉄) の3つの駅が集結しているので、他の路線に乗り換えるとき、場合によっては長距離歩くことになるので十分な時間を確保しておく必要があります。
私は台湾駅の西側入口から入り、淡水信義線の台北駅に辿り着くまで20分くらいかかりましたが、赤いサイン「淡水信義線」又は「R 淡水信義線」を追いかけて行けば最終的には辿り着けます。
以下のように表示形式が異なる時があるので注意が必要です。
めでたく淡水信義線の台北駅に辿り着いたら「淡水駅」方面の電車に乗り、「士林駅」で降ります。
慣れればどってことないトークン(切符)の購入も、最初は戸惑います。女性の駅員さんに質問しても邪険にされて対応してもらえず少し凹みましたが、見よう見まねで何とか買えました。
MRT(地下鉄)に乗ってしまえば後は「士林駅」で降りるだけです!
士林駅から故宮博物館までの公共バス運賃は15元
「士林駅」に到着後、1番出口を出て、前方に徒歩1~2分進むと大通り(中正路)のバス停「捷運劍潭站」に到着します。
ここで「紅 30」、「255」「815」、「市民小巴1」「815」「小18」「304」、「300」「小19」などのバスに乗れば、約15分ほどで故宮博物館に到着します。
詳しくは故宮博物館の公式サイトでご確認ください。
沢山の人がバス待ちしているので直ぐに分かりますよ!
私はどのバスに乗ったのか覚えていないのですが、前から乗車し料金箱に運賃を入れました。
最初、運賃が分からなかったので運転手に中国語で「多少钱?(いくらですか?)」と質問すると、「NT$15(約72円)」と言われました。
私はNT$50(約240円)と言われたのだと勘違いしてNT$35(約168円)も多く払ってしまいました!しかも運転手さんはちゃんと見ていないのか、過払いしたのに何も言ってくれないんですよね💦
できないくせに自分の中国語を過信した結果損してしまいましたが、これが台湾旅行の中の最大の失敗です!!
でも、この失敗のお陰で今までうろ覚えだった15(shíwǔ)と50(wǔshí)の発音を完璧に覚えたので授業料ということで受け入れるしかありません。
というか、乗車したときに正面じゃなくて側面に運賃の分かる情報があっても直ぐに見付けられないですよね!?
読者の皆さまは私のようなヘマはしないと思いますが、念のため以下の画像もご確認ください。
故宮博物館行きのバスは乗る人が多いので立つことになるでしょう。
ちょっとした注意点ですが、私が乗ったバスの運転手の運転は他の国で経験したことが無いほど荒っぽいものでした。
手すりやつり革につかまらないと転倒する可能性が大きいです。旅行中の怪我ほど空しいことはないのでバスに乗る時は必ず何かにつかまっておきましょう!
乗るバスによって下車駅も異なる
下車するバス停はどのバスに乗るかにもよりますが、故宮博物館の周辺で降ります。
私は故宮向かいのバス停:「藍7」で下車したと思います。下車駅も故宮博物館の公式サイトで事前確認しておくと安心できますよ!
ついに「故宮博物館」にやってきた!
自発的に来た場所ではなかったけれど、この素晴らしい建築物を目の前にするとやはり興奮するものですね!
明や清の時代に製作された仏像仏教彫像や繊細なデザインの陶器
入館料NT$350支払って故宮博物館に入ります。
何度も言いますが、自らの意思でここに来たわけではありませんでした。ですが、これだけの国宝を目の当たりにすると感動せざるを得ませんよね!?
最初に入った1階の展示エリア101は主に明や清の時代に製作された仏像仏教彫像を展示してありました。
清朝の宝石や装飾品は私好みの小さいサイズと色使いデザインだった!
清朝の宝石や装飾品を実際に見るまでは、そんな遥か昔の人たちが好んでいた装飾品に興味を持てるとは思っていませんでしたが「オーマイガー!」こんな素敵なアクセサリーたちに目が釘付けになりました。
正に私好みのサイズと色使いデザインのベルトやイヤリングや置物など・・・なんて可愛いんでしょう!?
このように興味を持った展示品に出逢ったときは、必ず説明を読むようにしています。
同時に英語の勉強にもなるので一石二鳥ですね!
その他の展示エリアもある程度は見て回ったのですが、長時間歩くとどっと疲れが出たので1日で全てを見ることはできません。
今回はこの辺で切り上げて宿泊施設に戻ろうと出口を出たときにふと思い出しました。
そういえば有名な「白菜」の彫刻を見てない!
一旦出てしまったのですが、再入場できるかどうか尋ねると職員の方が「できますよ」と言ってくれたのでもう一度入口から入場しました。
一番楽しみにしていた「白菜」が他の博物館に出張中だった
今回、故宮博物館で一番楽しみにしていたのは、唯一前知識があった翡翠でできた「白菜」の彫刻です。
「白菜はどこにありますか?」と職員に聞くと「3階の展示室 302ですよ」と教えてくれましたが、「生憎、いま白菜は展示されていないんです」という残念な情報も同時に知ることになりました。
3階の展示室 302に行くと入口に以下のような立て看板が設置してありました。
「翡翠白菜」の写真の右上に中国語と英語と日本語で「今日は展示されていません」と明記されています。
白菜を一番楽しみにしてきたのですが、こういうこともあるので訪れる前に目的の品が展示されているかどうかを確認することも大切ですね!
とはいえ、今回は思い付きの旅程だったので白菜の動向に私のスケジュールを合わすことができませんでしたから、次回来るとしたら白菜のスケジュールを確認のうえ故宮博物館に来ようと思います。
白菜に会えなかったのは仕方ないのですが、ふと白菜の左側を見ると「肉形石」という文字が見えます。
これが角煮と私の出会いです。
日本語では「豚の角煮」として紹介されている「肉形石」
写真を見てもお分かりのようにこの「肉形石」は「豚の角煮」にそっくりなんです!!
「一体どこの誰がこんな面白いものを作ったんだろう?」「しかも白菜に加えて角煮が国宝とは・・・」と、清朝の職人技に感嘆すると共にその粋な遊び心に親近感が芽生えました。
こうなると「肉形石」についてもっと知りたくなります。解説があったので撮影。
興味が湧くと、それに関する言語も知りたくなります。ですが、現地で読みたいと思っても時間制限もあるので、きちんと読むことができません。
だから旅から戻った後でブログ記事を書きながら英語や中国語の解説をじっくり読むことで同時に語学学習にもなるし、外国語をとおして歴史を知るというのも旅を一層楽しくする要素だと思い始めました。
今回は白菜を見ることができず残念でしたが、思いがけず「肉形石」に出逢う事ができてとても幸せな気持ちになりました。詳しくは故宮博物館の公式サイトをご一読ください。
私は日本帰国後に「必見ルート I (約60分)」というコースがあることを知ったのですが、このような情報はやはり先に知っておいた方がいいですよね。
その他「必見ルートⅡ(約100分)」、「皇帝の玩具箱 (約30分)」、「楽しいお宝探し(約80分)」というコースもあるので、持ち時間に合わせて選ぶとピンポイントで見るべきものを見ることができるのでおススメです!
ちょっと気付いたことがあるのですが、どのコースでも1番目が翠玉白菜で、2番目が肉形石となっています。
これは人気順ということでしょうね!
その他、「天地人の三連輪」や「白玉錦荔枝」も間近で見てとても良かったので、写真を掲載しておきます。
「士林駅」前で食べた大餛飩(ワンタン)とお惣菜が美味し過ぎた
故宮博物館から戻りのバスは自信満々でNT$15を支払い、幸運にも座れたので戻りのバス乗車は快適でした。
「士林駅」下車したときから既に目を付けていた「温州大餛飩」と看板がかかったお店に迷わず入ります。
大餛飩とは「大きいワンタン」という意味ですが、どれくらい大きいのか想像もつきませんでしたがこんなに↓↓↓特大サイズだったんです!!
レンゲの2倍サイズのワンタンは食べ応えがありました!
こちらは高菜のような野菜と湯葉を和えてあるんですが、薄味だけどコクがありとても美味しいし、日本では高級品の湯葉がこの価格(約312円)でこんな大量に食べられるなんて嬉しいです!
お惣菜はこのような棚から自分で取ります。全部美味しそうで目移りがしますね~
5人のマッサージ師のうち中4人が痛かった「台湾マッサージ」
昨日(2024年5月3日)に受けた足裏マッサージが痛過ぎてあまり気持ちよくなかったので、他のマッサージ師がどうなのか検証してみようと、今日はMRT板南線の「永春駅」まで足を延ばしてみました。
「永春駅」は「台北駅」から7つ目の駅です。
「士林駅」から「台北駅」に戻った後で、何故わざわざ乗り換えてまで「永春駅」まで行ったかというと、ある個人ブロガーが書いた記事に『永春駅周辺は主に現地の台湾人が通うマッサージ激戦区でなので料金がローカル価格だ』と書いてあったからです。
そう、『ローカル価格』という言葉に惹かれて「永春駅」まで来てしまったというワケです。マッサージ店名も「心満意足足體養生館」と記載してくれているのでそのお店に行くことにしました。
「心満意足足體養生館」の足裏マッサージはやっぱり痛かった
見つけました!「心満意足足體養生館」と大きく看板があるので分かりやすかったです。
今日は故宮博物館の館内を歩き回り、宿泊先から現地までの往復もかなり歩いたので、かなり疲れが溜まっていたのでマッサージを心待ちにしていました。ワクワクしながら入店します。
そして、
足裏マッサージをお願いします!
とお願いしました。
オーナーらしき男性が別の場所まで案内してくれて、先ずは足湯(程よい温度のお湯に足を浸す)が5分。その後、マッサージチェアに移動して本格的に足裏マッサージが始まりました。
日本人のブログ記事で紹介されているくらいだから気持ちいいだろうと思っていたのですが、やっぱり痛い!
マッサージしてくれている男性に「あなたは老板ですか?」と尋ねると「そうだ」とのこと。社長だから極上のマッサージを受けられるんだろうなぁと期待してたんだけど残念、また痛すぎました( ノД`)シクシク…
老板は「社長・店主・経営者」という意味で、発音はラオバン。
中国語の読み仮名はLǎobǎnです。
「痛い」の中国語は「痛」という日本語と同じ漢字を使いますが発音は「tòng(トン)」です。
「痛」と言えば軽くしてくれますが、またすぐに痛いバージョンに戻るので、その時は「痛!痛!痛!」と大きめの声で連続3回くらい言えばやっと程よい強さになります。
痛すぎると気持ちよく寝ることもできないので、私としては気持ちよいマッサージを希望しているのですが、台湾で2人目のマッサージ師も痛くてちょっと凹みました。
台湾人マッサージ師の多くは「痛い=良いマッサージ」と思っているのか、痛いのが好きなお客さんが多いんですかね??何はともあれ気を取り直して次は同じ店(心満意足足體養生館)で、全身指圧をしてもらうことにしました。
「心満意足足體養生館」の女性マッサージ師から受けた全身指圧は極上だった
全身指圧は女性マッサージ師が担当してくることになり、個室に案内されました。
指圧は服を着たまま行います。
マッサージ用のベッドにうつ伏せに寝ると頭→首→肩→腰→足の順に指圧をしてくれたのですが、この女性は大当たりでした!
指の力は強いのですが「痛気持ちいい」レベルで、気持ち良すぎて知らぬ間に深い眠りに落ちているほどでした。名前を聞くのを忘れましたが、顔は覚えているので次に行った時は必ずこの女性を指名します!
これで帰宅すれば良かったものをもう少し冒険してみたくて、隣の店に入ってみました。
翌日青あざができるほど痛かったオイルマッサージ
昨日から①足裏②足裏③全身指圧をしてもらったので、次はオイルマッサージに挑戦しようと心満意足足體養生館に向かって右隣りの店に入りました。
女性のマッサージ師だったのでちょうど良い力加減だろうと期待したのですが、今までで一番痛いレベルで飛び上がるほど痛かったので「痛!痛!痛!」と連発しました。
「痛い」と言うと3分くらいは力を緩めてくれるのですが、また元の強さに戻ります。恐らくマッサージ師自身が「この強さが最良」と信じている強さというのがあるんでしょうね。
少し長めの90分にしたのが大間違いで、施術時間中ずっと「痛!痛!痛!」と言い続けなければならず、物凄く長い時間拷問されたような気分で締めくくることになりました。
今後の戒めとして初めてのマッサージ師の場合はまず30分で様子を見ようと思います。自分に合うと判断できたら延長をお願いする、という方法がベターです。
但し、混んでるお店のばあい延長ができないことがありますから悩ましい所なんですよね。これほど林立するマッサージ店の中から自分に合ったマッサージ師を見付けるにはどうすれば良いのか?
Google Mapの口コミに「◯番の人が上手い」という書き込みがあるので、そのような情報に頼るのも一つの手かと思います。
締めくくりの足裏マッサージもやっぱり痛かった
これに懲りず心満意足足體養生館に向かって左隣りのマッサージ店の足裏マッサージも受けてみました。
今度も女性だったのですが油断は禁物。
マッサージに関しては「女性=力が弱い」という思い込みは捨てないといけないと思い知りました。
とてもフレンドリーに色々と話しかけてくれるのですが、中国語が分からないので会話に苦労しました。そうそう、たった2泊3日という短い旅でしたが、台湾で嫌な思いをしたことは殆どありません。
ただ、マッサージに於いてはやっぱり痛過ぎると楽しめないのでこの女性に対しても「痛!痛!痛!」と言わなければなりませんでした。
このお店では足裏の硬くなった皮を処理してもらう「角質取り」をしてもらいました。この作業は特別な技術を要するので、別の男性が担当してくれました。
施術後は驚くほど足の裏がつるつるになるので、おススメメニューです!
~~~to be continued~~~