個人で手配した海外旅行 13日間で巡るセルビアとフランス

2018年4月25日、母と私は成田空港からアブダビ経由でセルビアに飛び発ちました。

セルビアで5日、フランスで6日、機内泊が2日で合計13日間の旅でした。当初はフランスに直行するはずだったのに、なぜセルビアに行くことになったか、事の顛末を今日現在2023年9月17日に書き始めました。

Elena

2023年4月25日発でフランス行ったけど、
6年前も同じ日にフランスに飛んだんだね~

ホントに奇遇やなぁ!
それにしてもセルビアでは凄い経験したね

Elena

この記事は私(Elena)が執筆中です。

目次

フランスに何度も行く理由は家族でフランスに住んでいた思い出があるから

私たちファミリーはフランスで住んだ経験があるので、特に母はフランスに格別な思い入れがあります。

私にとってもフランスは第二の故郷のように感じていますが、中学1年生から勉強し始めた英語が好きになったので、母ほどはフランス志向ではないと思います。

それでも行きたいかどうか、と聞かれればやっぱり行きたいし、できれば住みたいと思っています。

住むとしたら私は小学5年生の頃住んでいたブルターニュ地方が良いのですが、母はパリ派です。都会が苦手な私と、都会派の母は、いつもパリの滞在日数を増やすか増やさないかで少しだけ揉めます(笑)

日本からフランス直行するはずだったのにセルビア経由になった理由

前述したとおり、私はブルターニュ地方が特に好きなんですが、田舎なら他の地方でも良いと思っています。

なので、最初の旅程は「パリとフランスの田舎」だったのですが、どういうわけか途中からセルビアが割り込んできたのです。

Elena

今回はセルビア経由で行こうか

どうしてそこにセルビアが
登場するの?

セルビア人の友達が「フランス行く途中で寄ってよ~」と言ったことが始まり

当時、私は英語力強化のためにセルビア人の友人T(女性)と英会話をしていました。

友人Tは友人の友人だったのですが、英語が堪能なのでオンラインで英語の試験対策をお願いしていました。当時、友人Tはセルビア在住、私は横浜在住でした。

そのうちに、友人Tと英語の試験以外の話しをするようになり、だんだんと親しくなっていたのでフランス旅行についても話題にしました。

すると友人Tは「フランスに行く途中でウチに寄っていってよ」と言いうのです。

友人T

フランスに行く途中でウチに来て泊っていけば?

Elena

近所に行くみたいに言われてもねぇ・・・

と思ったのですが、とりあえず母に話しをしてみました。

旅程を作るのは母で、チケットを手配するのは私、と分担していてそれまでに計画はある程度固まっていたのですが、セルビアを入れると最初から練り直しになります。

友人Tはとても親しみやすい性格なので、フランス行きを計画する随分前に母にも紹介していました。

そのうちに母と友人Tもオンラインで話すようになっており、友人Tから「お母さんもぜひ一緒に来てください~~~!!」と熱烈アピールされると母も「じゃぁ、行ってみようかな」という方向になった、というわけです。

Across No.1 TRAVELでエティハド航空のチケットを発券してもらう

当時は会社員だったので、先ずは上司に有給休暇取得の申請をしたところ、上司が海外志向だったので(?)すんなり承認して貰えました。

次なる仕事はチケットの手配です。ネットで色々と調べた結果、HISの子会社である「Across No.1 TRAVEL」で発券してもらうことにしました。

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Elena

会社の昼休みを利用してリサーチや
手配を頑張りました!

私も旅程作ったりホテルの予約して
頑張ってるんやで!

フランスはノルマンディとストラスブールに行く計画を立てた

私は小学生の頃パリに住んでいたのですが、どこに何があるかまでは覚えてないのでその辺の旅程は母にお任せしました。そして、セルビアの旅程は友人Tにお任せでした。

私は自分1人なら旅程はサクサク立てられますが、複数人数の場合は苦手です。なので、自分の苦手分野をサポートしてもらえてありがたかったです。

ノルマンディの「モネの庭」に行くけど
行きたい?

Elena

その辺はテキトウにお任せします!

ストラスブール周辺のコルマールや
エギスハイムはどうする?

Elena

その辺も良く分からないので
行きたいところを選んでください!

やれやれ、結局いつも
旅程は私が作ることになるんよね・・・

というやり取りの末、母が一所懸命作成したのがこの旅程表です!

Elena

詳細まで記載されていて素晴らしい旅程、
ありがとう!!

人生初!セルビアの地を踏む:ベオグラードからノビサドへ移動

成田から飛び、アブダビを経由してベオグラードの二コラテスラ国際空港に到着しました!

ベオグラードはセルビアの首都なので、空港はもっと活気があるのかと思っていましたが薄暗く人もまばらでした。早朝に到着したのでそんなものなのでしょうか。

スーツケースも問題なく受け取り、出口に向かうと友人Tが迎えにきてくれていました。

オンラインでしか会ったことがない人と初めて会うのは妙な感じでしたが、もうずっと前から友達のような錯覚を起こすほどのフレンドリーさに長時間フライトの疲れも吹き飛びました。

友人T

私の車でノビサドに移動するね♪

友人Tはノビサドに住んでいたのですが、ベオグラードまで車でわざわざ迎えにきてくれたのです。

Elena

人生初のセルビア!

楽しみだね!

ベオグラードから1時間ほど車で走るとノビサドに着きます。

友人Tの家で3泊させてもらうことになっているので本当にありがたいですよね。家に着くと彼女の弟さんに紹介されました。身長190cmはあるので見上げるように「Hello」と挨拶をしました。友人Tほどではないけれど、弟さんも英語が話せるので安心しました。

その夜は近所のレストランに連れていってくれましたが、記憶が正しければウズベキスタン料理だったと思います。料理の味は香辛料が好きな私には合っていたと思います。友人Tの女友達も参加して、食事の後にバーやナイトバザールに連れて行ってくれたり楽しい思い出となりました。

2日目は友人Tのご両親の自宅に招いてもらいランチにバーベキューを楽しみました。ここでは人生2回目のウサギ肉をいただきました!

平屋一戸建てで庭も広く、レンガを積み上げたバーベキュー専用スペースや、セルビアの伝統的なお酒「ラキヤ」を作る専用の機材も揃っていてました。

友人T

自家製のラキヤをどうぞ!

とグラスに透明色の液体を注いでくれましたが、これはアルコール度数が40%以上ある危険なお酒なので下手に口にしてはいけません(笑)

夜は手作りの夕食もご馳走になり、セルビアの一家団欒に参加させてもらった経験は一生忘れないでしょう。

友人Tのご両親とは友人Tの通訳(英語)で会話をしたのですが、セルビア語が話せたらもっと楽しかっただろうなぁと思いました。

因みにセルビア語はヨーロッパ言語の中でも難度が高いので今から習得するのはまぁ無理ですけどね(笑)

その次の日はドナウ川沿いのレストランでセルビアの伝統料理であるナマズ料理をいただいたあと、首都ベオグラードに移動しました。

そこで驚くような体験をしましたが、長くなるのでここで一旦セルビアの旅については筆を置いて別記事にしたためようと思います。

ノルマンディの「モネの庭」は期待していなかっただけに感動はひとしおでした

ここからは、セルビア(ベオグラード)からフランス(パリ)に到着し、翌日ノルマンディの「モネの庭」に行くお話しとなります。

母が、パリ在住のルーマニア人C(母の友人)と連絡をとると「一緒に行きたい」と言われたので、もちろん快諾しました。

友人Cは日本語が流暢なので会話に困ることはないのですが、ときどき母はフランス語で話し、私は英語で話す事もあります。つまり友人Cは母語のルーマニア語に加えて日本語・英語・フランス語を流暢に話す事ができるんです!

英語だけで精いっぱいだった私にとってあり得ない語学力! 

そんな友人Cがフランス人のSさんに日本語を教えているとのことで、Sさんモネの庭に行くことを話したそうです。そうするとSさんから夫婦で一緒に行きたいと言われたので、もちろん快諾しました。

Elena

ルーマニア人がフランス人に日本語を
教えてるって凄すぎて意味が分かりません

このようにして私と母と合わせて5名のグループでノルマンディのジベルニーに列車で向かうことになりました。 パリから特急列車で1時間ほどで着きます。

母が友人Cとやり取りをしていたので全てお任せだったのですが当日の朝、時間を読み間違えて待ち合わせしていた「サン・ラザール駅」にあろうことか遅刻してしまったのです!

Elena

初対面の人もいるのに最初から
遅刻なんてありえない!

アンタは何もしないで
良く言うよ・・・

こんな始まり方だったのですが、温厚な友人Cのお陰でSさんやFさんとも仲良くなれました。それに、モネの庭が予想を遥かに上回る美しさだったので、ここは300%オススメの場所として紹介したい思いました。

当時はブログを書く技術を持っていなかったで6年後の今、当時を振り返りながらワクワクしながらこの記事を書いているのです✨ 

Sさんとはその後もやり取りが続き、今回2023年4月25日~5月30日のフランス旅行中にも再会したのです!思ってもみなかったところから広がる友達の輪。母に感謝。素晴らしいですね!!

Elena

モネの庭はオススメ度300%なので
詳しい記事を別途書く予定です!

パリからストラスブールはTGV(フランスの新幹線)で移動

パリからストラスブールへの移動日。

日本を出る1か月ほど前にネットでTGV(フランスの新幹線)のチケットを予約しておいたのですが、実際に使えるのかどうかドキドキしながら駅に向かいました。結果、まったく問題なく乗ることができました!

TGVに2時間ほど乗ったらそこはストラスブール! 夕方遅い時間に到着するのでストラスブール駅前にホテルを予約しておきましたが、こちらにもスムーズにチェックインできました。

窓から見える夕焼けがオレンジ色と紫色と空色のブレンドが美しく、とても印象に残っています。一晩寝たら、近くのレンタカー屋さんに行きます。

レンタカーでコルマールとエギスハイムを巡る

レンタカーも日本を出る前に予約しておきました。

借りる手続きはスムーズにできたのですが、カーナビがついていない車を選んだのが失敗でした。当時はeSIMの知識もなかったし、ルーターも借りてこなかったのでホテルから外に出たらネット接続はできません。

Elena

つまりグーグルマップは使えないということです

私が地図を見ながら道案内してあげるよ

結果的に、母のナビでとりあえず行けたのですが、予告も無く突然「そこ曲がって!」とか「そこで高速から降りて!」などと言われてもすぐに反応できません。

その理由は、以下の5点です。

フランスで母のナビにすぐ反応できなかった理由
  • フランスは右側通行なので、左側通行の日本からいきなり行くと慣れるのに時間がかかる
  • マニュアル車に慣れていない
  • 当時は日本で車に乗っていなかったのでそもそも車自体に乗り慣れていない
  • いきなり新しい車に乗ってもクラッチの位置などに慣れるのに時間がかかる
  • 車の計器や道路標識も全てフランス語で慣れていない

車の免許はマニュアル車で取りましたが、日本であまり運転していませんでした。たまに実家に戻った時は母の車を借りて運転していましたが、オートマ車でした。

フランスのレンタカーはマニュアル車が多く、オートマ車は数も少なく値段が高いのです。

小心者の私は「海外で事故を起こしたらどうしよう」とビクビクしながら運転しているのに、母はノホホンと助手席で座り意のままに私を動かせると思っているのです。そして私が指示通りに運転できないと、

どうしてそんな簡単なことができないの!!!???

とキレますが、果たして海外で車の運転って簡単なことでしょうか?

Elena

そんなに簡単だと思うなら自分で運転してみれば?

私は運転できんけどアンタは
できるやろ!

Elena

できないものはできないし、
事故したらどうするの?

事故するワケないやろ!?

Elena

いや、怖いものは怖いんです!

と不毛な会話が延々と続き、間違って降りてしまった一般道から高速に入る道が分からず、仕方なく一般道を運転してなんとかコルマールに着きました。

「アルザスのおとぎの街」といわれるコルマールは花が咲き乱れる可愛らしい街

田舎道を運転していると、だんだんと賑やかなエリアに入りました。ここがコルマールです。

ジブリ映画「ハウルの動く城」のモデルになったと言われるだけあって、本当に可愛らしい街並み!さっきまで母にキレまくっていたのもケロっと忘れて早く車を停めて街を散策したくなりました(笑) 

フランスの最も美しい村に指定されている観光地なので人はそれなりに多かったです。お天気の気持ちいい日だったので人々がオープンカフェで談笑しながらカフェなどを飲んでいるのが羨ましかったですね。

本当はもっと街歩きをしたかったのですが、次の村「エギスハイム」に移動しなければならなかったのでコルマールに後ろ髪を引かれながらお別れを告げました。

渦巻きの中心に要塞を構える構造がおもしろい「エギスハイム」

コルマールからエギスハイムへの道中は運転にも慣れてきたし、割と一本道だったので母にキレることもなくリラックスして遠目にヴォージュ山脈を仰ぐ景色も楽しむことができました。

次なる街エギスハイムはどんな雰囲気なんだろう?

Elena

少し楽しくなってきました!

海外でレンタカーを運転するということは、私にとって物凄いストレスなので最初の数時間は楽しむどころではありません。

アメリカで仕事をしていたときは右側通行に慣れていましたが、もう18年も昔の話しなので感覚など忘れ去っています。直近で海外で車を運転したのはイギリスで仕事をしていたときですが、イギリスは日本と同じ左側通行なんです。

調べたところ、ヨーロッパで左側通行を採用しているのはイギリスとアイルランドのみらしいですね。

これ、世界統一できないんでしょうか?右側通行の国と、左側通行の国を行き来すると、無意識に逆車線を走りそうになり怖いんですよね。ま、それはいいとして、無事にエギスハイムに到着しました~!

私の感想として、エギスハイムの方がコルマールよりも中世の街並みを強く感じられました。一番面白かったのは、カタツムリの殻のようにぐるぐる回りながら町の中心にいく構造でした。

かつては渦巻きの中心に要塞があり、敵が簡単に攻め込めないように迷路のような設計にしたとのこと。石畳の道を歩くと甲冑と兜に身を包んだ中世の騎士たちが見えてきそうなほど中世を感じられる街でした。

正直、エギスハイムにはもう一度来てみたいです!

ストラスブールの大聖堂は圧巻

ヨーロッパではどこも大体同じですが大聖堂や教会を中心に街が広がっていますが、ここストラスブールも例に漏れず大聖堂が凄かったです! 

この続きは、時間があるときに追記します♪

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